浜岡の津波クロスチェック
Dublin Core
タイトル (Title)
浜岡の津波クロスチェック
テーマ (Subject)
保安院 耐震バックチェック 津波クロスチェック
詳細 (Description)
JNESが浜岡原発の耐震バックチェック結果をクロスチェックした結果や、その過程で保安院や中部電力とやりとりした電子メールなど。
いくつか興味深い記述がある。
1)文書番号192 クロスチェックの報告書(PDFのp.20)
「2.2 津波に対する安全性判断基準」は、ドライサイトにこだわっていない。
「想定津波による遡上高が敷地周辺の砂丘稜線高を超えないこと」
「想定津波による遡上高が砂丘稜線高を超える場合には、浸水領域を評価し、その領域内に重要機器がないこと、あるいは、浸水領域内の水位が重要機器の据付レベル(機能喪失レベル)を超えないこと」
を要求している。ドライサイトが保てず津波が敷地に浸水したとしても、重要機器に影響が無いことを確認しようとしている。国側は「事故前の規制はドライサイトが必須だった。浸水を前提とした対策は、発想さえなかった」と主張しているが、それはウソだということが裏付けられる。
2)東海・東南海・南海の時間差発生まで計算(文書番号192のp.36)。スマトラ沖の知見を反映したM9やハルマゲドン津波なども文献は検討している(文書番号149、150)。「土木学会手法さえやっておけばいいんだ」とは、まったく考えていないように見える。
原規規発第18042710号(平成30年4月27日付け)で開示決定された文書のうち、浜岡原発関連のもの。リストの番号126から192までの文書。ただし152を除く。152は原規規発第18042710で公開
いくつか興味深い記述がある。
1)文書番号192 クロスチェックの報告書(PDFのp.20)
「2.2 津波に対する安全性判断基準」は、ドライサイトにこだわっていない。
「想定津波による遡上高が敷地周辺の砂丘稜線高を超えないこと」
「想定津波による遡上高が砂丘稜線高を超える場合には、浸水領域を評価し、その領域内に重要機器がないこと、あるいは、浸水領域内の水位が重要機器の据付レベル(機能喪失レベル)を超えないこと」
を要求している。ドライサイトが保てず津波が敷地に浸水したとしても、重要機器に影響が無いことを確認しようとしている。国側は「事故前の規制はドライサイトが必須だった。浸水を前提とした対策は、発想さえなかった」と主張しているが、それはウソだということが裏付けられる。
2)東海・東南海・南海の時間差発生まで計算(文書番号192のp.36)。スマトラ沖の知見を反映したM9やハルマゲドン津波なども文献は検討している(文書番号149、150)。「土木学会手法さえやっておけばいいんだ」とは、まったく考えていないように見える。
原規規発第18042710号(平成30年4月27日付け)で開示決定された文書のうち、浜岡原発関連のもの。リストの番号126から192までの文書。ただし152を除く。152は原規規発第18042710で公開
制作者 (Creator)
保安院
JNES
中部電力
JNES
中部電力
発行者 (Publisher)
原子力規制委員会
日付 (Date)
文書作成 2007年〜2008年
開示請求受付日 2018年11月21日
開示決定日 2018年12月21日
開示請求受付日 2018年11月21日
開示決定日 2018年12月21日
協力者 (Contributor)
開示請求 添田孝史
フォーマット (Format)
PDF 252ページ
タイプ (Type)
開示された行政文書
識別子 (Identifier)
原規規発第1812217
ファイル
引用
保安院
JNES
中部電力, “浜岡の津波クロスチェック,” 東電福島原発事故の資料, accessed 2024年12月3日, https://database.level7online.jp/items/show/21.